Gotoトラベルを利用して、山全体が世界遺産として登録されている”吉野山”へ行ってきました。
目次
吉野山へのアクセス
吉野山へのアクセス手段は「近鉄電車」一択です。最寄り駅は近鉄吉野駅。
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吉野林業の歴史は古く、木でできた看板が素敵でした。
山上エリアまでは「吉野ロープウェイ」に乗って登っていきます。
このロープウェイは日本で一番初めにできたロープウェイだそうです。
桜の季節はロープウェイに乗るために、近鉄の駅を出てすぐから並んでいるみたいです。
吉野山の観光スポット
吉野の関所 黒門
ロープウェイを降りて商店を何店か進むと、黒い門があります。
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この門は「金峯山寺の黒門」で吉野の関所となっています。
すべて銅でできた銅の鳥居(かねのとりい)
さらに進んでいくと、鳥居が見えてきます。
「金峯山寺の銅の鳥居(かねのとりい)」、世界遺産に認定されています。
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高さ7.6m 聖武天皇が奈良の大仏の余銅で造られたという説があります。
宮島の朱塗りの鳥居、大阪四天王寺の石の鳥居と並んで、日本三鳥居の一つだそうです。
山頂の大峰山までに四つの門があり、この鳥居が第一門で「発心門」とも呼ばれています。
俗世間から浄土への入り口とされています。
世界遺産 金峯山寺蔵王堂
ロープウェイから徒歩約15分。商店を進んでいくと、金峯山寺の本堂である蔵王堂があります。
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金峯山寺の蔵王堂は修験道の開祖役行者によって奈良時代に創建されたそうです。
高さ33.9mにのぼり、東大寺大仏殿に次ぐ木造の大建築で、国宝と世界遺産の認定も受けています。
金峯山寺は金峯山寺修験本宗の総本山であり、現在も多くの僧侶、修験者が日々厳しい修行を続けています。
蔵王堂には、本尊蔵王権現三体ほか、多くの尊像が安置されています。
本尊蔵王権現は通常は秘仏ですが、2012年から約10年間、毎年一定の期間に特別公開されています。
蔵王権現は3体あって、一体は7mもあるそうです。ぜひ一度拝見してみたいです。
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山2500
時間:08:30-16:30
電話:0746-32-8371
拝観料金:500円(特別拝観料1000円)
世界遺産 吉水神社
金峯山寺蔵王堂から徒歩約10分。坂を下って、階段を上がったところに吉水神社があります。
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元は金峯山寺の塔頭で吉水院と称していましたが、明治初年の廃仏で神社に改められました。
後醍醐天皇や源義経も訪れたとされている吉水神社。
書院はわが国の住宅建築で最も古いものといわれ、重要文化財に指定されています。
吉野荘 湯川屋
金峯山寺に最も近い旅館、「吉野荘 湯川屋」に泊まりました。
喜永元年(1848年)にかかれた芳野日記にもでてくる、創業300年の老舗旅館です。
じゃらんの評価4.8/5のお宿です。
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ロビー
木造吉野建ての和風旅館です。かなり歴史のある旅館ですが、とても清潔感があって、ロビーの床はピカピカでした。
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吉野山を見渡せる場所もあって、春は桜、秋は紅葉が綺麗だろうなと妄想しておりました。
夏なので深緑が美しかったです。
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入り口、ロビーが4階にあたりました。お部屋は2階だったのですが、吉野建てのため階段が急です。手すりがあるので安心ですが、足の不自由な場合は注意が必要です。
お部屋
お部屋は6.5畳の掘りごたつ付きのお部屋に泊まりました。
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お部屋に入った後、桜茶を頂きました。
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お風呂は男女入れ替え制の大浴場があります。浴槽は岩風呂で、カランは4個ぐらいで一度に大人数は入れない様子でした。
現在の旅館の隣に露天風呂ができるそうです。2020年8月の時点ではまだ建設中でした。
高評価の夕食 山の幸の会席料理
夕食は、お部屋でいただく山の幸の会席料理です。とても口コミがよく、期待してました。
お味がとても美味しいですが、それだけではなく盛り付けの工夫が素晴らしく、料理の説明もかなり丁寧でした。
メニューはこちらです。
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それぞれのお料理を載せていきます。
食前酒は自家製梅酒。アルコールがダメなので、シソジュースに変えてくださりました。
吉野胡麻豆腐と季節の前菜五種盛り(鴨、お麩、干し柿などでした)
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鹿のタタキ 生姜醤油
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山ふぐ、おばけ、葛、生湯葉
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三輪素麺 玉子豆腐
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冬瓜 そぼろ鶏
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西行鍋(ここでしか食べられない登録商標です)
西行法師が食べていたという鍋です。新鮮な野菜、柔らかい鶏肉、あと葛が入っています。
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鍋ではなく、カゴですが、このまま火にかけます。
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出来たら胡麻をすって、スープごと器にとって食べます。
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葛のとろみと、胡麻がアクセントになって、とても美味しかったです。
鮎の塩焼き
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天麩羅(白魚の湯葉巻き、干柿、高野豆腐、ししとう、山芋)
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ご飯、赤だし、奈良漬け、デザート(笹巻き葛もち、巨峰)
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量も味も大満足でした。
朝食
6:30から、金峯山寺の朝のお勤めを見学させてもらいました。
宿に戻ってから朝食。奈良名物の茶粥 つくりたてのだし巻き卵 など
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朝ごはんも美味しかったです。
感想
料理の味はとても美味しく、宿は清潔感もあって、スタッフの対応はとても丁寧です。
もう一度訪れたいと思える旅館でした。
吉野の名産物を食べよう
吉野の有名な食べ物と言えば、”葛”と”柿の葉寿司”
実際に行ったお店を紹介していきます。
葛うどんと葛のあんかけ 「花屋」
ロープウェイを降りて少し進んだところにある「お食事処 花屋」。
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葛うどんセット 1,300円(税込み)
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葛のあんかけ丼セット 1,300円(税込み)
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美味しく頂きました。
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山368
電話:0746-32-5083
定休日:不定休
営業時間:10:00-17:00
柿の葉寿司 「ひょうたろう」
銅の鳥居を過ぎてすぐに、柿の葉寿司のお店「ひょうたろう」があります。
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桜の時期は行列で、お昼前でも売り切れることもあるそう。予約もできるそうです。
朝一握りたての柿の葉寿司が並んでいて、2日目が一番おいしいそうです。
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帰宅後、夕食でいただきました。酢飯が甘く、脂のよくのった鯖の塩気とよく合います。
住所:奈良県吉野郡吉野町大字吉野山429
電話:0746-32-3070
定休日:月曜日
営業時間:8:30-17:00
吉野本葛 賞味期限10分で有名な中井春風堂
商店街を進むと、「葛屋 中井春風堂」があります。
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「吉野葛」と「吉野本葛」があり、吉野本葛は葛根の澱粉が100%の物で、中井春風堂では最高級の「吉野本葛」が味わえます。
できたての葛餅、葛きりが食べられます。賞味期限は10分!
桜のシーズンはなかなか予約がとれないそうです。
店内には大きな窓があって、吉野の山を見渡せます。
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葛餅と葛切りの食べ比べ 820円(税込み)
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この2つの違いは水分量。葛餅は水分が多く、とろんと柔らかな食感。
一方、葛切りは葛餅より水分量が少なく、弾力がありました。
きなこと黒蜜が添えられているので、こちらを付けながらいただきます。
出来立ての葛餅や葛切りはほんのり暖かく、冷めると白くなるので賞味期限が10分だそうです。
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山545
電話:076-32-3043
定休日:水曜日
営業時間:10:00-17:00
葛餅は、関西と関東では全くの別物です。
関東のくず餅は小麦から抽出した澱粉で、葛粉は含まれていないそうです。
まとめ
今回の吉野旅行は8月で桜や紅葉シーズンではありませんでしたが、深緑がとても美しく自然を堪能できました。
また、オフシーズンだからこそ、ゆっくりと世界遺産を見学できたり、吉野の名物を味わうこともできました。
吉野山へ旅行を考えている方の参考になればうれしいです。